去年あたりから、いろんな猫関連本が話題になっていますね。
今日は数ある猫本の中でも、猫と一緒に暮らす人に必読の書「猫語の教科書」(ちくま文庫)を紹介したいと思います。
「猫語の教科書」は、猫の手による猫のためのマニュアル本という設定。暗号のような文章でかかれた原稿がある編集者の元に届けられ、編集者から相談を受けたポール・ギャリコがその暗号を解読し、まとめたと説明されています。
第1章「人間の家をのっとる方法」
第2章「人間ってどういう生き物?」
第3章「猫の持ち物、猫の居場所」
・・・と猫の手によるノンフィクションが第19章まで続きます。
「人間をどうしつければ、猫がよりよく生きていけるか。」という猫にとっては永遠のテーマが追求されているのですが、驚くのは、どの章の行動にも見覚えがあるものばかりだということ。もしかしたら、我が家のしらたま(1歳白猫オス)もこの本を読んでいたのでは!?と思わされるすごい本なのです。
例えば、第3章の「猫の持ち物、猫の居場所」では、こんなふうに「椅子」について書かれています。
人間の家を占領したら、すぐに手にいれたいものがひとつあります。気にいった椅子を選んで、猫専用にするの。以後その椅子は、猫が近くにいようがいまいが、他の家族は使用を許されず、いつでも猫がのるのを待っているといったふうにしたいものです。
しらたまも我が家に来てすぐの頃から、イームズのサイドシェルチェアの上でくつろぐようになりました。そのうちに、イームズの椅子は彼の定位置になり、今では完全に専用椅子化しています。友人が遊びに来たときなど、その椅子に誰かが座ると、足下で少しだけ首をかしげてじっーと抗議するので、結局みんなが遠慮するようになり、周囲にも「あれはしらたまの椅子だ」と認識されるようになったのです。猫語の教科書を読むと、この椅子の闘いはしらたまにとって最初の決定的な勝利だったのだと思い知らされます。

我が家に来たばかりの頃のしらたま。遊ぶときも寝るときも、この椅子の上。

こんなふうに、身体を伸ばして熟睡します。

第12章の「じょうずな話し方」も必見です。これまで抱いていた猫語の謎が解消され、またしてもやられたなぁと舌を巻いてしまうこと受けあいです。猫好きの皆さん、まずはここだけでも読んでみてください。

今日のしらたま写真。気持ちよさそうですが、猫背はどこへ。
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